型板ガラス(8)/中崎町で探索する(1)2010年03月09日 15時44分

 今回から探索先を空堀と同じく古い民家が残る中崎町へ移してみましょう。中崎町にも多くの型板ガラスが残っていました。


日本板硝子の「スイートピー」


 まるで刺繍のような模様で可愛らしい。


セントラル硝子の「らんまん」

 なにをもってらんまんなのかよくわからないのですが、草が萌えいづる春爛漫と言うような感じなのでしょうか。


旭硝子の「たごと」


 たごとというのは「田毎に映る…」とよく表現されるあの「田毎」なのでしょうか?確かに遠くから眺めた田んぼの連なりのようにも見えますね。


旭硝子の「かすり」

これはもう、生地の「かすり」に間違いないでしょう。やはりこのころの型板ガラスのデザインに特徴的な、洋風にも和風にも似合うデザインが施されていますね。


 まだまだ続きます。中崎町、型板ガラスが一杯です。

コメント

_ cumin ― 2010年03月10日 10時33分

シリーズ「型板ガラス」たのしみに拝見しています。
あ、これ、ウチの昔の「応接間」の、とか「勉強部屋」(と、部屋の呼び方もまたなつかしい)とか。一枚のガラス模様で、遠い日の姉妹げんかやウチにいてはった住み込みの仲居さんのことやら、いっぱいいっぱい思い出したりして、ええ時間すごさせてもろてます。おおきに。

_ たのけのあむら ― 2010年03月11日 14時57分

>cuminさん

 自分がずっとそれをみて育った訳ですから、やはり強く目に焼き付いているのではないでしょうか。少なとも僕はそうです。
 今思うのは大金手にしたら育った家を復元してみたいと思うのですがこれはもう無理っぽいです。せめてドールハウスで復元するとかしたら面白なぁと思っているのですが。せめてガラス障子一枚に当時のガラスを全部はめ込んでどこかで使いたいと企んでいるのですがねぇ。

 映画感想家の大林千茱萸氏は成人式の日にかつて自分が育った家(その時はすでに手放していて他の人が住んでいる)の玄関で写真を撮ってきたそうです。そのことを父親の大林宣彦氏が「子供のほうがあの家への郷愁が強くて驚いた」と言っていました。我が家にしてもそうで、両親は案外僕の育った家に対しても淡白です。

 ともあれ、これら型板ガラスには強い郷愁を感じます。

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