型板ガラスを楽しむ2012年08月23日 11時32分

 しばらくぶりに型板ガラスのお話です。

 型板ガラス、いいなぁと思って自分の手元や家で楽しみたいなぁと思っても、まさかガラス障子やガラス窓を入れ替えるなんて大げさなことも出来ないし、簡単に手に入れて楽しむ方法は無いものかと思っていらっしゃる方も少なくないかと思います。かくいう自分も、いずれはガラス障子を作るつもりですが、そこにたどり着くまでには、まだしばらく時間がかかることでしょう。

 先途、枚方宿の「くらわんか五六市」で、型板ガラスを小片に切り分けて売っているお店がありました。親切で愛想の良いそこのお兄さんと喋りながらガラスを探していたのですが、お兄さんいわく「このガラスがぴったり入るフレームをダイソーで売ってますよ」とのこと。
 それは面白い、フレームに入れて飾ろう、そう思ってダイソーへ立ち寄ってみましたが、ダイソーってのはお店に寄って品揃えが偉く違う、そのお店にはありませんでした。

 そこで、行きつけの額縁店、「額縁の大和」へ言ってみますと、ありました。10cm四方の正方形のフレーム。厚みもあってなかなか良い感じです。
 最初、裏板付きで入れてみましたが、型板ガラスは透過光で見てこそ美しい、裏板を入れては何んにもなりません。それで少し工夫して透過光で見られるように固定してみました。

 やはり透かしてみればきれいです。



 こんなかんじで良ければ簡単、安価に楽しめます。型板ガラス好きのみなさんに是非にとおすすめします。

型板ガラス小片の販売は…
「あしたノマド」主にガラスボタンの販売をされていますので、それを目印に出店場所をお探しください。

額縁は…
「額縁の大和大阪天神橋筋本店」

型板ガラス(12)/下市口で探索する(1)2010年07月06日 00時00分

 前のエントリで行って来ました下市口の下渕マーケットにも、型板ガラスが嵌っていました。ちゃんと観察していませんでしたので、他にもあるかと思われます。また、この周辺にも古い家があるので、もっと見つかるかも知れません。

 とりあえず、二つだけ見つけましたので、ご紹介します。



 日本板硝子の「きらら」か。



 こちらはおなじみの「からたち」。


 次回は意識して探索してみます。

型板ガラス(11)/中崎町で探索する(4)2010年04月03日 00時00分

 少し中断しましたが、型板ガラスの宝庫、中崎町で見かけた型板ガラスのご紹介を続けましょう。でも、これで一旦おしまいです。

旭硝子の「鳴門」


 なるほど、渦潮って訳ですね。これはわかりやすい。ユーモラスです。

日本板硝子の「さらさ」


 中東からエジプトっぽいとでも言うのでしょうか?なるほど、これもなかなかいいネーミングで、いい絵柄です。


日本板硝子の「よぞら」


 キラっと光るシャープなデザインです。


セントラル硝子の「つばめ」


 結構めずらしいと思います。使うのが難しかったのでしょうか?しかしとてもいい絵柄に思えます。和風の家に似合いそうですね。


 さて、長々とご紹介してきましたが、これで一旦おしまいです。また新しい絵柄を見かけたらレポート致します。いろんな地域でいろんな型板ガラスを見かけますが、だいたいこの範疇です。しかし、カタログにはもっといろいろ掲載されていたようですので、見たことの無い絵柄を見つけたらご報告いたします。

 次回からはこれらのガラス窓のもうひとつ外側に付いている「面格子」を少しご紹介したいと思います。