2012年5月21日金環日蝕2012年05月21日 23時59分



 世の中金環日蝕で大騒ぎです。

 なんか「どーでもええわ」と思っておりましたが、なんとなく早くに目も覚めたし、見てみるかぁと、実家の二階でコンデジ構えて見ておりましたが、雲が邪魔でどうしようもありませんでした。

 面白かったのはむしろ日蝕を見ようと街路にわらわらと湧いて出る人々。このあたりにこんなに人がおったのか?と思いました。ガキどもも集団登校の前にすでに登校準備を済ませてそこかしこで空をみあげています。平和ですな。

 いよいよ食が最大に達すると(雲で見えませんが多分最大に達したと思われる時がありました)さすがに薄暗くなり薄ら寒くなり、不思議とガラスも啼かずに静かになります。なかなか厳かな雰囲気でしたねぇ、これが一番良かったかな。

 金冠が崩れると、人々は三々五々引っ込み、ガキどもは学校へ、カラスどもはぎゃあぎゃあと騒がしくなり、いつもと同じ朝に戻ります。それでもその日いちにちは、出会う人毎に「金環蝕見た?」って会話になるのが面白い。経験の共有というのは心地よいのでしょうな。

 ちなみに「日食」も「日蝕」も同じ意味ですが、なんとなく「ひがむしばまれる」と書く「日蝕」の方が雰囲気があるので、私はそちらで表記しています。

(写真はCGです)
(この記事は2012年6月20日に作成しました)

大阪環状線自転車で一周【京橋→鶴橋】2012年05月27日 23時59分

 まえからやってみたいと思っていた、大阪環状線に沿って自転車で一周のポタリングに出かけてきました。大阪に生まれた限りは環状線の一周くらいはしておかなくちゃいけない(じゃぁ近江に生まれたら琵琶湖一周せないかんのか?と言われれば、やっぱりなんとなく「そうです」と思っちゃいますね)という強迫観念に駆らられての事です。

 環状線沿いなら、加えて輪行ならいつ嫌になってもへばってもすぐに駅ですから、気が楽です。輪行に出ようと思いついた時には、すでに正午近くでした。

 輪行しやすいようにパーツ交換した古い鉄フレームのMTBを電車に積んで京橋まで輪行。京橋駅南口で自転車を組み立て、出発します。


 京橋駅南口の目の前には寝屋川が流れています。まずは歩道橋でこれをクリアし、このあたり地上を走っている環状線に沿って大阪城公園~森ノ宮を目指します。右に見える放送局、左は環状線。車は少なく環状線電車の速度は遅く、ちょっと競争してみようかという気にはなりますね。

 大阪城公園駅を華麗にスルー、森ノ宮駅のすぐ外側から細道に入ります。こんな路地なんかが現れます。

 小さな飲み屋街になっています。今度は徒歩で夜に来てみたいものです。

 路地を抜けると高架沿いを走ったり少し離れたりしながら玉造駅まで行きます。玉造駅を越えると、車窓からよく見ていた「バカンス食堂」の前を通ります。なるほど、こんな感じか…。


 玉造から鶴橋までは高架沿いに走ります。結構味わい深い場所もあったりするのですが、カメラも持ってきてないことだし、今日はまぁ自転車逍遥なんだからと、後ろ髪を引かれつつ、鶴橋駅を目指します。


 鶴橋駅は自転車に乗ったままではまっすぐに通過しにくい感じです。少し内側にそれて、乗ったまま通過できる焼肉屋街を抜けるルートを行きます。

(この記事は2012年6月21日に作成したものです)
<つづく>


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大阪環状線自転車で一周【鶴橋→新今宮】2012年05月27日 23時59分


 鶴橋駅を抜けると、ほどなく桃谷駅を通過します。ちょっと前までは桃谷の商店街に写真ギャラリーがあったので、ここへよく通ったものです。写真の個展も一度開いたりしましたので、馴染み深い街になっています。商店街へ寄ってみたかったですが、まぁやっぱりサイクリングなのだからとパスします。駅では何かのイベントが行われていました。

 桃谷駅を通過すると高架にそって寺田町駅まではすぐです。寺田町は父の旧宅のあったところです。少し寄り道をしてみます。

 旧宅はニコイチの長屋で、隣家の方はまた住まわれていますが、旧宅の方は大工さんの資材置き場になっています。戦前の古い家なのですが未だに建っています。戦火にも焼かれず大震災にも倒れずで、大したものです。数十年前までは伯父が住んでいましたが、二階の床が傾いていているからと、部屋の中につっかい棒が立てられていました。

 子供の頃は夏休みの半分はここで過ごしたものです。周囲は、すっかりとは言いませんが大分変わりました。駄菓子屋も風呂屋も町工場もなくなりましたねぇ。記憶も薄らいできて、駅からの道程をちょっと間違えたくらいです。


 ここがその家。入り口が取っ払われてガレージの扉のようになっています。


 こちらはお隣。おそらくそのまま住まわれているのだと思いますが、味わい深くなっていますねぇ、植物と一体化しつつあります。

 しばし郷愁に浸りながらも、再び自転車にうちまたがって環状線へ戻ります。寺田町からは、環状線と教育大学付属学校との間を縫って天王寺駅へ、そこから天王寺公園と環状線の間を一気に新今宮まで下ります。


 新今宮駅に到着。ここらあたりは景色がガランとしていますね。

(この記事は2012年6月21日に作成したものです)
<つづく>


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