大阪環状線自転車で一周【京橋→鶴橋】2012年05月27日 23時59分

 まえからやってみたいと思っていた、大阪環状線に沿って自転車で一周のポタリングに出かけてきました。大阪に生まれた限りは環状線の一周くらいはしておかなくちゃいけない(じゃぁ近江に生まれたら琵琶湖一周せないかんのか?と言われれば、やっぱりなんとなく「そうです」と思っちゃいますね)という強迫観念に駆らられての事です。

 環状線沿いなら、加えて輪行ならいつ嫌になってもへばってもすぐに駅ですから、気が楽です。輪行に出ようと思いついた時には、すでに正午近くでした。

 輪行しやすいようにパーツ交換した古い鉄フレームのMTBを電車に積んで京橋まで輪行。京橋駅南口で自転車を組み立て、出発します。


 京橋駅南口の目の前には寝屋川が流れています。まずは歩道橋でこれをクリアし、このあたり地上を走っている環状線に沿って大阪城公園~森ノ宮を目指します。右に見える放送局、左は環状線。車は少なく環状線電車の速度は遅く、ちょっと競争してみようかという気にはなりますね。

 大阪城公園駅を華麗にスルー、森ノ宮駅のすぐ外側から細道に入ります。こんな路地なんかが現れます。

 小さな飲み屋街になっています。今度は徒歩で夜に来てみたいものです。

 路地を抜けると高架沿いを走ったり少し離れたりしながら玉造駅まで行きます。玉造駅を越えると、車窓からよく見ていた「バカンス食堂」の前を通ります。なるほど、こんな感じか…。


 玉造から鶴橋までは高架沿いに走ります。結構味わい深い場所もあったりするのですが、カメラも持ってきてないことだし、今日はまぁ自転車逍遥なんだからと、後ろ髪を引かれつつ、鶴橋駅を目指します。


 鶴橋駅は自転車に乗ったままではまっすぐに通過しにくい感じです。少し内側にそれて、乗ったまま通過できる焼肉屋街を抜けるルートを行きます。

(この記事は2012年6月21日に作成したものです)
<つづく>


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大阪環状線自転車で一周【鶴橋→新今宮】2012年05月27日 23時59分


 鶴橋駅を抜けると、ほどなく桃谷駅を通過します。ちょっと前までは桃谷の商店街に写真ギャラリーがあったので、ここへよく通ったものです。写真の個展も一度開いたりしましたので、馴染み深い街になっています。商店街へ寄ってみたかったですが、まぁやっぱりサイクリングなのだからとパスします。駅では何かのイベントが行われていました。

 桃谷駅を通過すると高架にそって寺田町駅まではすぐです。寺田町は父の旧宅のあったところです。少し寄り道をしてみます。

 旧宅はニコイチの長屋で、隣家の方はまた住まわれていますが、旧宅の方は大工さんの資材置き場になっています。戦前の古い家なのですが未だに建っています。戦火にも焼かれず大震災にも倒れずで、大したものです。数十年前までは伯父が住んでいましたが、二階の床が傾いていているからと、部屋の中につっかい棒が立てられていました。

 子供の頃は夏休みの半分はここで過ごしたものです。周囲は、すっかりとは言いませんが大分変わりました。駄菓子屋も風呂屋も町工場もなくなりましたねぇ。記憶も薄らいできて、駅からの道程をちょっと間違えたくらいです。


 ここがその家。入り口が取っ払われてガレージの扉のようになっています。


 こちらはお隣。おそらくそのまま住まわれているのだと思いますが、味わい深くなっていますねぇ、植物と一体化しつつあります。

 しばし郷愁に浸りながらも、再び自転車にうちまたがって環状線へ戻ります。寺田町からは、環状線と教育大学付属学校との間を縫って天王寺駅へ、そこから天王寺公園と環状線の間を一気に新今宮まで下ります。


 新今宮駅に到着。ここらあたりは景色がガランとしていますね。

(この記事は2012年6月21日に作成したものです)
<つづく>


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大阪環状線自転車で一周【新今宮→弁天町】2012年05月27日 23時59分

 新今宮駅を出るとすぐに「難所」があります。国道26号線で、ここは環状線の高架に沿って渡ることができません。分離帯もあるので無理に渡ることも出来ませんから、すこし南の花園北交差点まで、自転車を降りて押して歩道を歩き、スロープを上がって歩道橋を渡ってまたもとの場所の国道を挟んで対岸まで戻らねばなりません。完全に自動車優先の作りになっていますね、道路行政に汲めども尽きぬ怒りを感じます。

 ぶりぶり怒りながら、気がつくともう芦原橋の駅前。芦原橋はいつもなんだかがらんとした街です。


 ここから、再び環状線を離れて、南海汐見橋線の木津川駅を目指します。特になんという理由はなく、とにかく自転車でこの駅へ行ってみたかったというだけの話なんですが。

おなじみの木津川駅。


 木津川駅まで走って気がついたのですが、当たり前ですが木津川駅は木津川の直ぐ側にあるのでした。昔、この駅では貨物の扱いもあったとか。

 木津川駅を離れて、再び環状線に戻ります。
 大正駅の手前で、今度は木津川に行く手を阻まれます。

 環状線は鉄橋で超えてゆきますが、自転車はこのすぐ南の大浪橋を渡るか北の大正橋を渡るかです。走りやすそうな大正橋を渡って大正駅を目指します。

 大正駅付近は写真を撮っているとすぐに撮るなという小うるさい親爺がいるのでスルーし、ドームを右手に見て一旦環状線の外側に出、再び高架を目指します。まるで獣道のようなところを通ってゆくとこんな路地に出ました。

 こりゃぁ素晴らしいわい、ここは今度撮影に来ないとなぁと、優良物件発見に喜びながらのろのろと走ってゆきます。右上の堤上が環状線の軌道です。

 この路地はやがて尽きてしまうので、また環状線から離れ、市岡の商店街へ入り込みます。商店街の半ばから弁天町駅へ向かいます。ガキの頃のあこがれ、交通科学館改め交通科学博物館のそばで一枚撮影しました。


(この記事は2012年6月21日に作成したものです)
<つづく>


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