冬の金沢逍遥【1】 ― 2011年02月28日 00時00分
昔々。僕はライカを手に入れたら、ズミクロン35mm一本だけを付けて、冬の金沢を旅したいと思っていました。なぜそう思ったのかわからないのですが、ライカには静かなひとりで行く北国の旅が相応しいと、漠然と思っていたのです。
そう思っていた頃から27年余り経ちました。ライカを手に入れてからも25年経っています。金沢へ行く機会はなかなかめぐっては来ませんでした。
「金沢へ行きたい」と強く思うようになったのは、近年知り合った、ここからもリンクさせていただいている詩人の加藤思何理氏、通称岩清水ゲイリー氏が自らのブログに記された「真夏に金沢をうろうろと彷徨った話。」でした。(今、読み返すと実に2008年~2009年に渡って書かれています。そんなに時が経っていたのか)
氏のものの見方、感じ取り方というのが、実に僕の琴線に響くもので、この旅行記を読みなら僕は金沢旅行への憧憬を強く抱くことになったのです。
ずっとそうしたいと思いつつも、機会はなかなか訪れません。そうこうするうちに黒ラブのコビが老衰して生活の全てに介護が必要になり家を開けることは困難になってしまいました。しかしそのコビも昨年秋に身罷り、僕は動きやすい身になりました。そこで先日、決行したわけです。
季節はまだ冬、しかし3月に入ると18キッパーが涌いて出る、加えて特急雷鳥号が終焉の時を迎えてしまう。出るとすれば今しかありません。僕はGoogleMapに彼の足跡をマッピングし、「ラ・サンテ刑務所のような」ビジホを予約し、忍ヶ丘駅で切符を買いました。

相棒となるカメラは…直前までライカでしたが、あわよくば作品をという浅ましい餓鬼が顔をもたげて、さんざん考えた結果古いローライを下げてゆくことにしました。選んだのは先年、オーバーホールをした3.5F・Xenotar付。
さて、金沢に向けて出発します。この後、少し彼のブログを模倣て彼と似たような足取りで歩きたいと思います。
そう思っていた頃から27年余り経ちました。ライカを手に入れてからも25年経っています。金沢へ行く機会はなかなかめぐっては来ませんでした。
「金沢へ行きたい」と強く思うようになったのは、近年知り合った、ここからもリンクさせていただいている詩人の加藤思何理氏、通称岩清水ゲイリー氏が自らのブログに記された「真夏に金沢をうろうろと彷徨った話。」でした。(今、読み返すと実に2008年~2009年に渡って書かれています。そんなに時が経っていたのか)
氏のものの見方、感じ取り方というのが、実に僕の琴線に響くもので、この旅行記を読みなら僕は金沢旅行への憧憬を強く抱くことになったのです。
ずっとそうしたいと思いつつも、機会はなかなか訪れません。そうこうするうちに黒ラブのコビが老衰して生活の全てに介護が必要になり家を開けることは困難になってしまいました。しかしそのコビも昨年秋に身罷り、僕は動きやすい身になりました。そこで先日、決行したわけです。
季節はまだ冬、しかし3月に入ると18キッパーが涌いて出る、加えて特急雷鳥号が終焉の時を迎えてしまう。出るとすれば今しかありません。僕はGoogleMapに彼の足跡をマッピングし、「ラ・サンテ刑務所のような」ビジホを予約し、忍ヶ丘駅で切符を買いました。
相棒となるカメラは…直前までライカでしたが、あわよくば作品をという浅ましい餓鬼が顔をもたげて、さんざん考えた結果古いローライを下げてゆくことにしました。選んだのは先年、オーバーホールをした3.5F・Xenotar付。
さて、金沢に向けて出発します。この後、少し彼のブログを模倣て彼と似たような足取りで歩きたいと思います。
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