2010年のクリスマス。2010年12月27日 15時31分

 アメリカでは今、Merry Christmas から Happy holidays へと変わってきているそうです。  表向きは非キリスト教徒への配慮とのことですが、本当のところはどうなのかわかりません。単なるマスコミによる「配慮」という名前の言葉狩りかも知れませんし、本当に寛容なのかも知れないし、あるいは、何も知らずに異教徒共が我が教祖の誕生日を祝っているぞとほくそ笑んでいるのかも知れません。でもまぁ本当のところは商売人がクリスマス商戦のために非キリスト教徒を巻き込んでプレゼントを買わせようとする作戦というところでしょう。教義なんかよりもカネ。でも結局のところそれが原理主義の突出をやんわり押さえているような気がしないでもありません。いやもしかしたらかえって刺激しているかも知れませんな。

 どっちにしろ初めっから宗教的側面に立ち入ること無くお得意の「骨抜き」でクリスマスを定着させてしまった我々日本人にはどうだっていい話で、今更 Happy holidays なんざ片腹痛い話です。



訳詞をネットから拾ってきました。

あの、ふざけた中東には
クリスマスがないんだそうです
クリスマスツリーも、雪も、サンタもないって
違う宗教を信じてるんですよ
彼らはムハンマドを信じてます
だからクリスマスを祝わない
そこで私は毎年12月になると
中東に行って、言ってやるんです

こんちわ、ムスリムさん
クリスマスだぜ、この野郎
コーランを読むのやめろって
クリスマスのお願いだよ
念のために言っとくと
今日はイエス様の誕生日だぜ
異教のムスリムなんかやめて
祝いやがれってんだ、この野郎

インドにもクリスマスはないそうです
靴下をぶら下げないんですよ
そんなのどうかしてますよ
インド人はクリスマスのお話を読んだこともありません
赤鼻のルドルフが誰かも知らないんです
だから私は毎年12月になると
インドに行って、言うんです

こんちわ、ヒンズー教徒さん
クリスマスだってんだよ、この野郎!
エッグノッグ飲んで、牛肉食えっての
奥さんにも食べさせな
念のため言っとくけど
今日はイエス様の誕生日だぜ
だから邪教のヒンズーなんかやめて
お祝いしやがれってんだよ、この野郎!

そして、私は日本のことも聞きました
誰もが罪にまみれて暮らしてる国です
彼らは八百万の神を祀ってるんですよ
おまけに体に針なんか刺して
12月25日に日本人のやることは
ケーキを食べるだけです
だから私は日本に行って
歩き回って、言うんです

こんちわ、神道さん
クリスマスだってばよ、この野郎
神様はお許しにならないぜ
お前らのような不信心な邪教のクソったれを 念のため言っとくと
お祝いすべき日なんだよ
みんな、イエス様を称えるんだ
メリー・ファッキン・クリスマス・トゥー・ユー!

クリスマスの日、
私は世界中を旅して言う
道教、キリスト教、仏教
それに無神論者もだ!
メリー・ファッキン・クリスマース!
トゥ・ユー!

 さて、ケーキだけ食べるクソ異教徒日本人らしく、シュトーレンを買ってきて食べました。本当は10月頃から自分で作っておかなくちゃなならないのですが、今年は…っていうか、毎年そんな余裕はありません。



 枚方公園の「イロハベーカリー」のものです。出張のついでに買いました。



 旨ひ…



 近所のスーパーでポイントが溜まって金券に交換したので、普段は手が出ない食べ物をためらいなく買いました。
 宇和島コンビーフ、浜松うなぎの蒲焼、広島かき燻製…



 一本2,000円近いマンゴージュース。まぁもうどれもウマウマです。かくして異教徒のクリスマスは薄っぺらく更けてゆくのでありました。でもちゃんと「青い紅玉」は見ましたし、我家のクリスマスはやりました。



 翌日は娘絡みでちょっと買い物にでなければならず、非常に場違いな「ハービス・エント」へ。さすがにゴージャスですな。



 まぁチョコレートなんぞも仕入れてみました。なんだかちょっと味が落ちたような気がします。舌が贅沢になったのか?



 大阪駅も大分出来上がってきて…



 空にはカラス。まぁそんなクリスマスを過ごしたのでした。去年の厳かなクリスマとはえらい違いのがさがさしたクリスマスでした。