大阪渡船めぐり(6)2010年12月21日 00時00分

 慌ただしく木津川渡船で渡った次は、千本松の渡しに向かいます。



 千本松渡船場へのアプローチ。
 千本松渡船場はループ橋で有名な千本松大橋の下にあります。いや、千本松渡船場のあるところに、千本松大橋ができたと言うべきでしょうか?新旧交代とでも言わせたいのか、渡船はあの禍々しいループの下にひっそりと止まっています。
 こんな自動車優先どころではない自動車のためだけに作られた橋に人間が追いやられるなんざ許せるものじゃありません。いかに我が国の都市計画が、人力での移動を無視して来たのかということがよく解ります。



 千本松大橋。構築物としての美しさやその存在の意味を決して否定はしません。ただ、自動車ばかりではなく、人にもお金をかけて大切にしてほしいだけです。ループには「歩道」もついていますが、えっちらおっちら渡れる訳もありません。



 向こう岸から「はるかぜ」がやってきます。



 後ろを振り返ると「ハウルの動く城」みたいなすごい建物が。地図によると「太平洋マテリアル大阪工場」。コンクリート関係の製造工場のようです。



 大正区側のスロープにはおなじみの渡船マークと浮世絵、それから子供の絵。

 この先は大正区の賑やかな方向へと自転車を走らせてゆきましょう。

千本松渡船場Website
運航時刻表


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