冬の金沢逍遥【12】2011年03月30日 00時00分

 残すほどであったハントンライスはすっかりとこれまで歩いた距離に変換され、空腹をかかえて、T-01Cのタッチパネルを繰り、夕食に適当な場所を模索します。

 ブログで評判の良かったとある一軒の焼鳥屋に目をつけ、そこに行くことにします。人気でなかなか入れないとのことですが、まだ暗くなったばかりで時間は早い、行ってみることにしました。



 しかしキタやミナミと変わりませんな、賑やか。



 人なんかむしろ多いくらいかも。



 「火ート」、おおここだ。ところでこの店は「ヒート」と読むのであろうか?まぁ入ってから訊いてみればいいか。

引き戸を開けると「あ、あ、どうもぉ!」と、知人にあったような顔で主人が言います。
 無論、人違いだったのですが、ちょっと知っている料理人に僕はそっくりなのだそです。僕はわりと凡庸な顔なのであまりひとに顔を覚えられることはなく、ゆえに人違いされることもあまりありません。
 それよりもあんたは内藤大助にそっくりやがなと言いつつ焼き鳥を頂きましたが、これがブログでの評判通りにたいへん美味しいものでした。まぁお値段もそれなりでしたので、当然といえば当然かも知れませんが、それでも旅行に出てちゃんとしたものにありつけた喜びというのは何ものにも代えがたいものです。

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<つづく>

コメント

_ 石清水ゲイリー ― 2011年03月31日 09時58分

面白いお店を見つけましたね。
一人か二人で飲むには実に良さそう。

しかし、ちょっと入りにくそうな店構えかも。。

_ たのけのあむら ― 2011年04月02日 20時21分

>石清水ゲイリーさん

 事前に情報を入れてなかったらきっと入れなかったかと思います。入っても値段書いてないし、かなり度胸が必要な感じでしたよ。実際には品質相応の値段で納得出来るものでしたからよかったですが。
 それにしてもネットがあるとないとでは旅の質がぜんぜん違うと思いました。そしてそれでも思わぬ邂逅や発見があったりしますから、欲張りな僕としては一粒で二度美味しい、愉快なものです。
 それにしてもゲイリーさんのその「眼」というのか、眼を通した感受性というのか、凄いものがありますね。それもまた楽しくて仕方がありませんでしたよ。

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