たのけのあむら

　とことこ歩いているうちに陽も暮れて寒くなってきました。堅町の商店街へ急ぎます。



　堅町商店街へ行くまでの街中を流れている川。なかなか良い風情で好ましいです。もうちょっとこの川に沿って歩いていみたかったのですが、足が疲れてきたのと、寒いのと、ハントンライスのエネルギーも残り少なくなってきたのでそこまでの元気はなく、とにかく商店街を通って宿へ戻ることにしました。

　それにしても、ここまで歩いてきましたが、このコースを先に歩いた石清水ゲイリー氏の「散歩力」とでも言いますか、そのフットワークと観察眼には感服させられます。流石に「稀代の散歩者」の血縁です。こうやってちゃっかりとその足跡をたどらせてもらってみても、見ているものごとの数が違うし視点が違う。しかしそれを追うことが実に楽しいのですな。



　堅町の商店街に入る頃には、大分日も暮れてきました。この時間帯こそ僕の写真の撮影時間なのですが、さっぱり撮らなかったということはへばっていたということなのでしょう。とにかく後は「東京ストア」だ。



　おお、東京ストア。覗いてみても普通のスーパーっぽいのだけれど？と訝しく思いつつ店内を一巡する。よし、しっかり見たということで買い物もせずパスしたのですが、、あとで石清水ゲイリー氏のブログを読み返すと、地下にも売り場があったのであった…。ぜんぜんしっかり見てないじゃん。

　とにもかくにも、稀代の散歩者の歩いた路をたどれた自己満足にひたり、監房の如き宿へ引き上げたのでありました。


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<つづく>