冬の金沢逍遥【14】2011年04月14日 00時00分

 武家屋敷街にやって来ました。



 やってきたものの、平民の血を脈々と受け継ぐ身には、どうも尻の座りが悪い、やはり反権威・反権力の血がこういう武張ったものの受け入れを拒否します。立派で落ち着いた風情があってその素晴らしさは認めるところですが、なんだかもういいです。

そうそうに通過して、庶民の街を目指します。



 やはりこの風情が落ち着きます。看板の端に書かれた「五色生菓子」とはなんぞや?調べたところ、金沢の縁起物の菓子らしく、五色のそれぞれは、日・月・山・海・里を象徴し、婚礼には欠かせないとあります。なるほど、そういうものだったのか。しかしそんな大仰な菓子がペプシ看板の隅っこにとは…よいのかそれで。



 ゆうべの「火ート」の次に行こうかと店の前まで行って、戸の隙間から店内を見たもののあまりの狭さと盛り上がり加減に気圧されて入らずに引返した店です。髭のよしみのでやっぱり入りゃァよかったかな?次回には行ってみたいと思います。


より大きな地図で 冬の金沢逍遥 を表示

<つづく>