型板ガラス(6)/空堀で探索する(5)2010年02月26日 14時58分

 空堀の型板ガラス探訪も今回でいったんお終いです。
 おそらくまだまだ多くの型板ガラスがあると思います。それについてはまた次回探索に出かけたときに画像を得てきたいと思います。まだまだ魅力的な型板ガラスがありそうですよ。


旭硝子の「雲井」

<クリックで拡大>

 ちょっと動物の毛皮のようにも見えなくも無い感じです。なかなかモダンな模様だなと思います。


セントラル硝子の「もみじ」

<クリックで拡大>

 これはシックな和風です。それでもどこか垢抜けした現代的なところを感じます。


セントラル硝子の「メロン」

<クリックで拡大>

 これもモダンな現代的な模様です。それにしてもうまいモチーフを探し出すものだなぁと思います。


セントラル硝子の「ロックラル」

<クリックで拡大>

 ややビジネスライクな感じで、これは民家よりもオフィスに似あうかも知れません。


詳細不詳のガラス1

<クリックで拡大>

 これも型板ガラスと言って良いのでしょうか?ずいぶんと立体的な彫刻を施したような感じなっています。これはバラの花なんでしょうか?厚みも割合にあります。とても豪華な感じがしますが、古いものなのか新しいものなのかわかりません。古いもののような気がするのですが…。


 詳細不詳のガラス2

<クリックで拡大>

 こちらも、特定は出来ませんでした。縦長の八角形が二重になっています。


 詳細不詳のガラス3

<クリックで拡大>

 これはまるで刺繍したような柄の型ガラスです。何か名前があるのだと思うのですが、特定は出来ませんでした。いい感じのガラスです。


「結晶」

<クリックで拡大>

 参考にしたサイトによるとこれはメーカー製ではなく普通の板ガラスにニカワを塗ってそれぞれのガラス店が作った…と書かれています。はたしてこれがそうかどうかはわからないのですが、まるで天気管に生じる樟脳の結晶のように見えます。たぶん「結晶」だろうと思うのですが。


 このガラスを見て居た頃は子供で、こういうものなのかと、そのデザインについては何とも考えてはいませんでしたが、今こうしてみると、そのデザインの秀逸さや、ネーミングの妙に舌を巻きますね。こんなに素晴らしいものだったんだと。そのまま家を壊してしまいもったいない事をしたものです。

 さて、空堀の型板ガラスはこれで一旦おしまいです。こんどは滋賀県の長浜と、北区の中崎町で見かけた型板ガラスをご紹介したいと考えています。
 その前に、次回は空堀の面格子たちをご紹介しましょう。

コメント

_ ゲイリー ― 2010年02月26日 21時03分

型板ガラスは美しくまた興味深い、素敵なテーマですね。
これらを見ると、実に懐かしい思いがします。こういった豊かなガラスの文化を再興して欲しいものです。

長浜などの型板ガラスも愉しみにしています。

_ たのけのあむら ― 2010年02月27日 11時43分

>ゲイリーさん

 総じて今は昔に比べ豊かになっていると思っていましたが、ことデザインやアート、人手のかかるものに関しては衰退している感がありますね、ほんとうにもう一度そんな豊かさを取り戻して欲しいものです。

_ 箱入りティッシュ ― 2014年10月30日 04時36分

初めまして。

型板ガラス、美しいですよね

このようなホームページがあったんだ!と感激しています。目が喜んでるわ。繁々とよそ様の家のガラスを眺めることも出来ないし、助かります。同じ模様のガラスでも使われている戸(木枠?)との組み合わせでまた違った魅力があるんですよね。本当に魅力的。

今、私が住んでいる所でもちらほらと型板ガラスを見掛けますよ。何とか生き残ってくれているようです。見ているだけで幸せな気分になる……昔から日本人は四季とともに生きてきたんだなぁと改めて感じます

詳細不明の3のガラス、一度だけ見掛けたことがあります。詳細は不明なんですね。模様は植物の糸菊かなぁと思ったんですが……、何だろう?一目惚れして探しているガラスなんですが、この模様のやつは現存するものが少ないのか最初に見て以来出会えてなくって。写真で再開出来て嬉しかった。ありがとうございます

_ choc ― 2018年05月03日 05時24分

Good post. I will be facing a few of these issues as well..

_ (未記入) ― 2018年06月03日 14時20分

7枚目、菊だと思います。どれも素敵ですね。

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック