犬の床ずれ(2)2010年07月08日 00時00分

床ずれの治療(2010年5月26日)

一つめの褥瘡
 コビの場合、最初の褥瘡は、普通に横に寝た姿勢でもっとも腰骨の突き出ている部分ではなく別の部分に出来ました。これは左の体側を下にして丸まって、腰骨の上に頭を載せていた姿勢を長時間取っていたからだと思われます。ラブラドール・レトリーバは頭が大きくて重いですから、相当の圧力がかかっていたのだと思います。



 これが最初に出来た褥瘡の位置です。矢印で示した骨の突出部とは大分場所が違います。丸まっていたのでこの位置に骨があたっていたのでしょう。
  慌てて獣医さんのところへ行きました。褥瘡はかさぶたで覆われていましたが、獣医さんが剥がすとその下では穴が開いていました。

 以下に写真を掲載しますが、気分が悪くなるようなグロ画像ですので、クリックしてご覧になる場合は自己責任でお願いします。
 900×900pix四方の画像です。


<!グロ画像注意>
<クリックで拡大モザイク解除>

 獣医師は信頼のおける方ですが、褥瘡に関しての経験はどうも浅い様で、これといった明確な指針が示されませんでした。
 私の方では家族に介護職経験者が居り、また自分自身の創傷治療の経験からも、ウェットドレッシングによる自然治癒を目指すしか手はないのではないか?という結論を出し、ネットで調べたサイトを参考に、フィルムを貼り自然治癒を待つという方法を取りました。


<!グロ画像注意>
<クリックで拡大モザイク解除>

 二度目の大失態
 こうして、フィルムを貼って毎日傷を洗いながら治療をしていましたが、この褥瘡がショックでこればかりに気を取られるあまり、反対側にも褥瘡ができるという当たり前のことが頭からすっ飛んでいました。
 あっと気づいたのは二日目です。慌てて反対側、左側の腰のあたりを触ってみますと、不気味なかさぶたが手にあたりました。
 へなへなと足の力が抜けました。こんな当たり前のことに気がつかなかったなんて。褥瘡がこちら側にできるならあちら側にもできるのはあたりまえのことです。
 低反発マットレスに寝かせていましたが、それから一日もたたないうちに、反対側にも穴が開いてしまいました。もうほとほと情けなくなってしまいました。


<つづく>