コビ15歳と1/42010年04月17日 23時59分

【このエントリは4月19日に書いています。使用した写真は18日に撮影したものです】



 老黒ラブラドール・レトリーバーのコビはきょう15歳と1/4になりました。相変わらず毎日を刻むような生活が続いています。

 体もしだいに動きにくくなってきて、後肢は麻痺しています。ただ、足の裏を刺激してやると、ちょうど人間の膝蓋腱反射のように、ひゅっと脚を伸ばしたりはします。情動もあまりないのか、尻尾も殆ど動きません。前肢はまだ割合に元気で、体を支えることはできませんが、首を起こしたり丸まったり寝たままずるずると体の方向を変えるといった程度のことはできます。
 水は小さいいボウルに入れて口の傍まで持って行き与えています。食餌は手で食べさせています。主に湯がいた鶏のささ身や湯がいたキャベツ、うどん、人間用の粉ミルクなどを与えていますが、これにプラスして多少のミネラルも飲ませています。

 排泄の方は、小用については定時に屋外へ移動し、二人がかりでだきかかえてさせています。失禁することはありません。便は便意を催すとその時だけは何故か尻尾を振るので、それを察知して寝かせたままペットシーツを敷いたうえで介助しながらさせています。キャベツを食べさせるようにしてからは軟便も改善して調子の良い便をするので、その都度浴室でお尻を洗わなければならないことも無く、濡れティッシュで拭いておくだけで清潔が保たれています。
 寝たきりではありますが、比較的尊厳は保たれていると自負しています。

 食欲は旺盛で、食餌の時のみスイッチが入ると言った感じで、この写真も食餌の時に撮りました。まもなく連休がやってきますが、15歳の誕生日の時点では連休まではとても生きられないかも知れないと思っていましたが、この分だと連休もクリアするかもしれないなと思います。介護は大変ですが、できるだけ元気だった頃と同じ生活をと考えて実行しています。

きさいちハイキングコース(5)/番外編22010年04月19日 13時43分

 守口の京阪百貨店で開催されている「京阪100年のあゆみ展」へ行ってきました。京阪電車の歴史ももちろんのことですが、最大の目的はきさいちハイキングコースに関するパンフレットの展示がないかと思ってのことです。



 しかし残念なことに私市ハイキングコースに関する記述はわずかこれだけでした、パンフレットの類の展示もありませんでした。

 私の記憶では、ハイキングコースの何箇所に立っていた案内の表示板には「京阪電車」の文字があったと思います。きっとどこかにパンフレットもあるとは思います。古本市やオークションを気長に漁ってみましょう。

 それにしても思うのですが、その時にはさして重要性を感じない、なんということのないチラシやパンフレットでも、のちのちには重要な資料となることも多々あります。庶民文化研究家の町田忍氏がたとえば甘栗の袋や売薬のパッケージ等々多くの…普通は捨てられてしまうようなものを多く収集されていますが、これなども現在でもすでに資料的価値の高いものではないかと思えます。
 十数年前にロンドンの大英博物館へ行きましたが、ちょうど「グリコのおまけ展」をやっていました。大英博物館のコレクションなのか、東大阪のコレクターからの借用なのかわかりませんでしたが、天下の大英博物館でもこういう展示をするのです。なかなか愉快なものでした。

 そう思うと京阪電車に限らず、企業でも、それから自治体でも、自分たちに関わる資料はなんでもかんでも収集して欲しいものです。私の住む四條畷市にも「歴史民俗資料館」などというものがありますが、遺跡からの発掘品や、農具ばかりで面白くありません。どうせなら「四條畷」と名のつくものはすべて収集したらどうなんでしょう?

 多少の不満とそんな思いを抱えながら守口を後にしました。

私の好きな/水了軒赤飯弁当・八角弁当2010年04月21日 09時11分




 今朝のニュースで大阪の駅弁会社「水了軒」が破産の申請を行う予定との報せがあり驚きました。

 僕は水了軒のお弁当、特に赤飯弁当が好物です。赤飯弁当、おかずは八角弁当と同じですが、ご飯があずきの赤飯で、もち米の好きな(先祖はきっと中国雲南の出に違いない)僕はこちらを好んでいます。

 少し遠出をした時に、大阪駅に帰りついたら赤飯弁当…多くの場合売り切れていて八角弁当にせざるを得ないですが…を買い求め、家に帰ってから食べて楽をしています。時には阪神百貨店の地下で買ってきて食べることもありました。
 八角弁当などはお弁当にありがちな柔らかすぎるご飯ではなくしっかりと固く炊いてあり、油臭いおかずもなく、冷めたものの嫌いな(やはり先祖は中国人か?)僕にとっては、数少ない「食べることのできる」お弁当です。

 恐ろしく安いコンビニ弁当と競合する部分があったのでしょうか?腹さえ膨れればいいという人に対しては、また不味いのはわかっていてもお弁当に1,000円も支払えないという人に対しては、どうしようも無かったでしょう。値段なりの価値はあっても、それを理解しつつも買えない人が増えたであろう今、命運は決まっていたのかもしれません。



 このまま赤飯弁当も八角弁当もなくなってしまうのでしょうか?だとすれば本当に残念なことです。どこかが事業を引き継いでくれたらと思うのですが…。