きさいちハイキングコース(5)/番外編22010年04月19日 13時43分

 守口の京阪百貨店で開催されている「京阪100年のあゆみ展」へ行ってきました。京阪電車の歴史ももちろんのことですが、最大の目的はきさいちハイキングコースに関するパンフレットの展示がないかと思ってのことです。



 しかし残念なことに私市ハイキングコースに関する記述はわずかこれだけでした、パンフレットの類の展示もありませんでした。

 私の記憶では、ハイキングコースの何箇所に立っていた案内の表示板には「京阪電車」の文字があったと思います。きっとどこかにパンフレットもあるとは思います。古本市やオークションを気長に漁ってみましょう。

 それにしても思うのですが、その時にはさして重要性を感じない、なんということのないチラシやパンフレットでも、のちのちには重要な資料となることも多々あります。庶民文化研究家の町田忍氏がたとえば甘栗の袋や売薬のパッケージ等々多くの…普通は捨てられてしまうようなものを多く収集されていますが、これなども現在でもすでに資料的価値の高いものではないかと思えます。
 十数年前にロンドンの大英博物館へ行きましたが、ちょうど「グリコのおまけ展」をやっていました。大英博物館のコレクションなのか、東大阪のコレクターからの借用なのかわかりませんでしたが、天下の大英博物館でもこういう展示をするのです。なかなか愉快なものでした。

 そう思うと京阪電車に限らず、企業でも、それから自治体でも、自分たちに関わる資料はなんでもかんでも収集して欲しいものです。私の住む四條畷市にも「歴史民俗資料館」などというものがありますが、遺跡からの発掘品や、農具ばかりで面白くありません。どうせなら「四條畷」と名のつくものはすべて収集したらどうなんでしょう?

 多少の不満とそんな思いを抱えながら守口を後にしました。