校正の校正2010年02月08日 13時55分



 先日ちくま文庫「明治の話題」という本を読んでいて、その中の「校正」という題の文章の中に面白いところを見つけました。それがこの下の写真なのですが…



 とこう書いてあります。ここを読み過ぎてからあれ?と思いました。なんでそれを誤植したのだろうか?
 ふと思ったのは明治時代は旧漢字を使っていたから「鉄」と「鐘」の間違いではなく「鐡」と「鐘」の間違いだった可能性があるんじゃないか?と言うことです。もしかしたらそうかも知れません。
 そうだとしたら、この文庫の校正ももうすこし考えてもらえたら、理解しやすく意味も通じやすくなるのではないかと思いました。

 活字の時代には誤植がありましたが、今や誤変換の時代となりました。いつの時代にも校正の仕事というのは、大変重要でたいへん苦労のあるものだろうと思いました。