ストウブのノブを交換2011年12月08日 13時04分

 高級琺瑯鍋というと今まではル・クルーゼの独壇場だった印象がありますが、最近は同じフランスのストウブのものも急速に広まってきているように思えます。

 ほとんど同じような機能の鍋ですが、なんとなくのその違いは、昔のシトロエンとプジョーの違いのように思えます。いや、なんとなくね。アヴァンギャルドなシトロエンと質実剛健のプジョーって感じでね。無論、前者がル・クルーゼで後者がプジョーです。

 さて、シトロエン愛用者でル・クルーゼ愛用者のワタクシですが、最近はストウブの鍋も使い始めています。で、これがなかなかいい。ル・クルーゼほど気を使わなくていいのですな、これが。あんまり神経質にならなくても良い感じがします。また鍋ごと食卓に乗せない(食卓が狭くて乗らない)我が家としては、まぁ見た目をそう重視することもない訳ですしね。

 さて、そんなお気楽なストウブの鍋ですが、大きな欠点があります。



 この金色に輝くノブ。黒バックに金色で実に美しいのですが、いかんせん、この真鍮のノブが、当然ながら熱くなります。調理を始めたらミトンなしでは持てません。まぁ、ハンドルにしても当然持てないからミトンは必要なのですが、ちょっと蓋を開けて中を覗いてみたい時なんか、不便極まりないし、ついつい素手で掴んでしまって熱くて苛々します。

 そこで、このノブをル・クルーゼの樹脂製のノブと取り替えました。



 原理種者の皆さんや愛好家、美しさ優先の皆さんには、何てことをするのかと批難されそうですが、毎日使う実用品です、見た目よりも、主義主張よりも、便利で安全が優先です。

 ノブを固定してあるネジの口径もピッチも、ル・クルーゼと同じです。ル・クルーゼのノブをストウブのネジで固定することも出来ます。もっとも、ノブを買えばネジも付いてきますので、ノブもネジもセットで取り替えれば全く問題も無いでしょう。
 また市販の他のノブもおそらくは取り付けられると思います。蓋の穴をネジが通れば良いわけですからね。

 今は鍋の蓋だの柄だのを取り替えて修理するなんて事を余りしないのかも知れませんが、自分が使いやすいように道具を改良するというのも悪いものではありません。与えられたものに満足せず、いろいろやってみては如何でしょうかね?無論、自己責任で。