旧居再現計画【蓚酸アルマイト角蒸器】2012年06月28日 00時00分



 思わぬ台所用品を見つけました。というか、探していたわけじゃなく、たまたま画像で見かけた時に、当時の記憶が鮮やかに蘇ってきたというわけです。「そういえばこんな蒸し器有ったなぁ。底はぼこぼこになって焦げてたし、フェノール樹脂(たぶん)の取っ手もなんか燃えて溶けかかってた…」。

 結構なお値段にかなりビビりました(ちなみにビビるってのは古い言葉なんだそうです)が、ええいもうどうにでもなれと、買ってしまいました。

 折しも到着した日に母がやってきたの見せてみますと、私のその執念に半ば呆れながらも「こんなんやったなー」と言います。「底が焦げててぼこぼこやったやろ?取っ手も焼けてたし」というと「そやったかな?」とボケます。

 よく覚えていたのは中敷きというか底板というかの蒸気の通り道で、確かにこんな構造でした。

 真ん中にちょこっとだけ蒸機の通り道が空いている。しかも脱落しないようにピンが刺さっている。これをとても能く覚えています。

 ただ、後から記憶をたどると、うちにあったものはもうちょっと安物だったかもと思っています。
 まず、取っ手がこんなに立派ではなく、こんな平たいものではなくて、縦に溝の溝の刻まれた丸棒のような形ではなかったか?また蓋のつまみも平たい円盤状ではなかったか?と思います。
 まぁ記憶にもいい加減なところがあるので、あまり細部に拘るのはやめて、全体の雰囲気を楽しもうかと思っております。