生駒聖天宝山寺初詣(5)/番外編1975年の生駒山2010年01月13日 07時21分

 この写真だけ見せて「1975年の映像です」なんていわれても、客観的証拠と言うか手がかりと言うか、1975年だろうなぁと思わせるものは何も写っていないので説得力ゼロです。「昨日撮った?」と言われても仕方が無いような写真なんですが、本当に1975年なんです。高校受験直前、中学三年生の冬休みでした。こうやって写真ばかり撮って遊び呆けて全然勉強しなかったし、全然勉強しなくてもすいすい進学できるほどの頭でもなかった中途半端な餓鬼でした。もうちょっとどちらかに転んでいたら、今のような薄ら馬鹿にはならなかったのですが…。




 1975年の初日の出。




 1975年1月1日の天文台。

 この写真の印象をもとに「荒天の冬至に立り天文台」とか言う句を読んで何かに入選したことがあります。写真は全然荒天じゃないし冬至でも無いのですが。まぁそこはイマジネーションという事で。

 誰もが「生駒の天文台」なんて呼んでいましたが、正しくは京都大学の「生駒山太陽観測所」なんだそうです。しかも付け加えればこの建物に限ってはもと「航空灯台」であるとのこと。このあたりはこちらこちらに記載が少しあります。

 中学生だった私たちもご多分に漏れず天文台の廃墟へ忍び込み、地下の暗室みたいなところに薬品のクラシックな大瓶が大量に放置されているのをのをみつけてびっくりしたことがあります。てっぺんにドームを載っけた塔もあって「これってシーロスタットなのかなぁ?」とか、とにかくその理科的雰囲気に興奮したものでした。

 天文台があったせいか、山頂の遊園地の一角には生駒山宇宙科学館という施設がありました。1969年の開館で、当時のSF・宇宙好きの小学生にとってはとても楽しいところで、よく行きました。中学生になっても尚行ってましたからね。
 今はもう閉館してしまったようですが建物は残っています。

 それに合わせたのかどうかはわかりませんが、近鉄生駒ケーブルの山上線を走っていたケーブルカー「コ5形」(1953年導入)にはそれぞれ「こぐま」「はくちょう」と星座の名前が控えめにつけられていました。でもそれだけで心踊ったものです。今は新しい、えげつない趣味の車両に置き換えられてしまいましたが…。

 長い間天文台あたりへは行っていませんが、下からもこの塔は良く見えます。生駒がわへ回れば、天文科学館もよく見えます。暖かくなったら訪ねてみたいものです。


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搬入作業2009年12月07日 23時47分

 昨日6日、第14回「How are you, PHOTOGRAPHY?展」搬入作業のために、同時代ギャラリまで行ってきました。

 今回は出品手数も少ないし、作品も、いつもはフレームとブックマットは別々にして運搬し、現場で組み立てるところを、予め家で組み立ててから持ち込みました。故に、場所を決めて懸けるだけです。



 写真右手のモノクロ4点が私の作品です。おとなりの作家の作業を別の作家がお手伝いされています。こういうのも搬入日ならではの光景です。

 「How are you, PHOTOGRAPHY?展」は特に和気藹々とした雰囲気で、京都人気質の良い面が出ているなぁといつも思います。老犬の介護がなければ、同時代ギャラリのすぐ近くに住んでいる両親の家でゆっくりして行きたいのですが、そうも行きません。せわしなく京阪特急に乗って家路につきました。

第14回「How are you, PHOTOGRAPHY?展」2009年12月05日 23時09分

 とりあえず、アマチュアでも「写真家」を標榜しておりますので、作品の発表をしなくちゃなりません。毎年個展などというのはとても無理なのですが、共同展・写真イベントへの参加なら可能です。

 イベントには年二回参加しています。夏の「大阪写真月間」と冬のこの「How are you, PHOTOGRAPHY?展」です。写真月間は大阪で、How are youは京都で開催されます。

 どちらも、市内一円の複数のギャラリで同時期に開催されますが、写真月間は会場は抽選で、How are youは希望で会場が決定されます。私はいつも御幸町三条にある、旧毎日新聞社京都支局を改装した「同時代ギャラリー」で展示して頂いています。

 このブログの紹介で「自家処理のモノクロ写真」などと書きながら、今回は確かに「自家処理」ではあるんですが、デジタルカメラで撮影してインクジェットプリンタでプリントしました。しかも点数は20インチ×16インチのマットに収めた作品4点と、いつもよりちょっと寂しくなってしまっています。それでもプリンタを買いましたので、今までのどの共同展よりもお金がかかっています(笑)。

 お時間があれば、ぜひ、師走の京都、同時代ギャラリまで起こし下さいませ。

 こんな作品をかけておりますので、すぐにお分かりいただけると思います。会場では実名をタイトルカードに表示しております。また私は20年来ネットで使っている古いハンドルネームで写真のホームページを作っておりますので、もしかしたら「あいつか?」とお気づきになるかも知れません。その時はどうか酔狂なこととご容赦をいただきますようにお願いいたします。


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12月8日(火)~13日(日)12:00~19:00
(最終日18:00まで。会期中無休)
同時代ギャラリー【案内】
〒604-8082京都市中京区三条通御幸町東角・1928ビル1階
075-256-6155


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