私の好きな/海老餅の切子(1)2010年01月01日 22時23分

 皆様あけましておめでとうございます。たのけのあむら、本年も愛読頂けますよう精進して参りますので、どうかよろしく願い致します。

 たのけのあむら、新年は餅切りで始まりました。
 餅を切るのは好機を逃さないことが肝要で、この見積を誤るといらぬ労力を使うことになります。柔らかいのはもちろん切れませんが、固くなりすぎてもまた渾身の力を込めても切れないという羽目に陥ります。

 ですから、ちょうど切りやすい時期を逃してはならないのですが、これがいつ訪れるのかはわかりません。見極めはちょっと切ってみればよいので簡単なのですが、それがいつやってくるのかと言うことは全くわからないのです。温度や餅の仕上がり具合でも変わってきます。



 今回の餅は先日買った餅つき機でついたものです。去年一年間餅つき機が欲しいと考えていたのですが、年末になってやっと決断しました。これでもういつでもお持ちが食べられます。
 ただ、餅切りには専用の餅切り包丁が必要で、これがあると多少固くなった餅でも切ってしまうことが出来ます。近いうちに調達することにいたしましょう。

 さて、お餅は切子にして乾燥し、油で揚げたり炒ったりしてあられにし、いただきます。私はこれがとても好きで…太るはずです。

生駒聖天宝山寺初詣(1)/アクセス編2010年01月03日 19時02分

 正月二日は恒例の生駒聖天宝山寺へ初詣に行ってきました。

 宝山寺へは小学ニ年の頃から初詣に出ています。それも生駒山に登って初日の出を見るのです。さすがにもう初日の出を見に行っては居ませんが、途中で何年か途切れてはいるものの、相変わらず初詣には行っていて非常に馴染みの強い場所です。

 最初は宝山寺の反対側、石切神社の駐車場に自動車を置いて、石切神社参道を登って近鉄石切駅へ、一駅電車に乗って近鉄生駒駅へ。鳥居前からケーブルカーで宝山寺へ、そこから歩いて山に登ったものです。

 その後、駐車場は生駒川の宝山寺臨時駐車場に変わりましたが、そこから歩いて登っていました。両親も元気だったものです。

 さて、大人になってからは怠慢になり、初日の出はもうすっかりあきらめ、自動車の運転も面倒くさいので公共交通で、しかも元日か二日の午後にのろのろと出かけます。
 初詣が復活した最初の頃はJR四条畷駅から近鉄バスの瓢箪山駅行きで石切神社前へ、そこから昔のように石切神社参道を歩いて近鉄石切駅へあとは宝山寺もしくは接続があれば山上線の梅屋敷駅までケーブルカーに乗り、宝山寺まで行っていました。
 去年はJR片町線からおおさか東線、高井田中央で地下鉄中央線に乗り換え生駒へ、そして今年は同じくおおさか東線回りですが、河内永和で近鉄大阪線に乗り換え、行ってみました。




 おおさか東線は南半分が暫定開業、JR放出駅からしばらく片町線と並走して別れ、川を渡って行きます。




 JR河内永和駅で近鉄河内永和駅へ乗り換え。都会の真中のローカル駅って感じで、近鉄河内永和駅は閑散としています。乗り換え駅なのになぁ。




 瓢箪山駅から生駒方面。急勾配とカーブが始まります。この生駒越えのルートは勾配が33パーミル(1000mで33m上昇する勾配)くらいあるそうで結構な急坂になっています。快速急行に乗りますとこの急坂も難なく上りぐんぐん高度を上げて行くのが爽快です。しかも左手の窓を見ますと大阪平野が一望出来ます。




 前から特急が降りてきました。




 生駒駅でケーブルカーに乗り換えです。ケーブルカーの駅は「生駒」ではなくて「鳥居前」と言います。ほんとに宝山寺参拝のための交通機関だったことが伺えますね。
 午後も遅かったことも有り、西に向って登って行くケーブルカーの軌道が逆光に光ってきれいでした。真っ黒なはずのケーブルも光っていますね。さしずめ天井と下界をつなぐ蜘蛛の糸ってところでしょうか。




 お正月の繁忙期と言うこともあり、今日は、普段休止している宝山寺2号線も動いていました。たまたま2号線に乗れてラッキーでした。この時の車掌さんが人懐っこい面白い人で、相当のケーブルカー好きと思われました。そのことはまた後日書きましょう。

 乗った車両は宝山寺線2号線3号元「すずらん」です。そして上の写真の対向して降りてくる車両は宝山寺2号線4号元「白樺」です。名前は変わっても車両番号は変わっていないのですね。

 ケーブルカーは時々大きくがたんと揺れながら次第に急になって行く勾配を上り、やがて宝山寺駅に到着します。

生駒聖天宝山寺初詣(2)/宝山寺参道編(1)2010年01月05日 09時10分

 ケーブルカーは「宝山寺」駅に到着します。

 実は宝山寺参詣には裏道があって、宝山寺駅でケーブル山上線に乗り継いで一駅、「梅屋敷」駅で降ります。ここは宝山寺のすぐ裏手にあたり下り坂ばかりですし、宝山寺南門にすぐに着け境内の混雑をくぐることなく本道へ行けます。
 しかし最近は初詣での人が増え、境内は山門手前から一方通行で人が並んでいます。そこを裏から来て横入りするというのも気が引けますね。実は去年それをやってとっても気が引けたので、今年は正面突破をすることにしました。



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 中央の石畳の道が参道です。
 午後だとは云え、参道はさして賑やかでもありません。しかし初詣客が少ないのかと言えばそうでもありません。つまりケーブルカーで上がってくる客が少なく、多くの人は自動車でやってくると言う事のようです。
 このずっと上の門前に駐車場があり、そこからなら殆ど歩くことなく参詣できます。ケーブルカーだと駅からの距離も400mほどあって上り坂、利便性では不利ですね。



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 ケーブル宝山寺駅からの参道で唯一開いていると言っても良いくらいの商店は、昔からある神具店です。昔は神具だけではなく、どちらかというとお土産品の方が多かったくらいです。瓢箪やらペナントなんてものも売っていましたね。他にもぎんなんやかやの実を炒って売っている店もありましたし、店頭でもうもうと湯気を上げてゆで卵や関東煮を売っていたりしたものです。もっともそれももう40年も前の話しですから、変わってしまって当然なのでしょう。




 それまでも石畳でしたが、いよいよ石段になり、宝山寺が近づきます。




 石段の上辺りから露店が増えてきます。と言うのも、この右手が駐車場へ通じる道なのですね。やはり露店も、通行人の多い道路へ店を出さなくちゃ商売になりません。
 それにしても、この露店のテントって、表記してある文字をどうして店先側から奥へ向けて読ませるのでしょうか?なにか縁起担ぎでもあるのかな?見かけただけでもこの「ラテスカービベ」それから「トテポドイラフ」「トルフクンラフ」などなど横文字は軒並みでした。



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 このおみくじというか、うらない…ですね、その無人販売、まだあるんですねぇ。自分の誕生日のものを取って100円投入するものです。おみくじ(占いだけど)を買うのに万引きする者は居ないだろうと言うことで無人販売なんでしょうか?でも、度胸試しの運試しで不心得なことをする者が居るかも知れないなぁと思うのですが。
 ものごころついたときにはすでにこのスタイルで販売されていました。ですから相当な前からこの全く変わらないスタイルで売られているようです。この独特の怪しげな雰囲気が私は大好きです。ずっと昔は宝山寺南門を出て、参道へ合流する急な坂道のヘアピンカーブの所にありましたが、いつの間にかこちらへ移動していました。

<つづく>