城戸ワイナリーのプライベートリザーブとプレミアムシリーズ2012年08月24日 17時14分

 8月は城戸ワイナリーから高級グレードのワインが発売される月です。

 去年辺りから城戸ワインは、発売後何時間かで売り切れという状態が続いていました。日付を越えた瞬間から注文できるのですが、早い者勝ちで、ここ二回ほどは朝の8時には売り切れているという程でした。

 ワイナリーの方も嬉しい悲鳴と言うよりは、もうちょっと深刻に受け止めておられたのでしょう、今回から一定期間に注文を受け付けて、それぞれの種類で抽選ということになりました。以前にもごく少数の品種については抽選が行われていましたので、それを全品種に広げられてのでしょう。

 この抽選による販売、僕は正直なところほっとしています。無論、外れてしまえば飲めないのですが、注文のメールを書いて、送信ボタンにポインタを置いて日付の変わるのを待っている自分の姿が、なんだか浅ましく思えたからです。だから外れて飲めない恐れがあっても、飲みたい人みんなで平等に抽選という販売方法は、僕は良いなと思いました。

 それに、全国から注文は受け付けてくれるわけです。どこに住んでいてもちゃんと宅急便で送ってくれます。他のワイナリーでは、ネット販売は一切しない、特定の店頭だけで発売というものがあります。それはそれで、ワイナリーの考え方ではあるのでしょうが、その販売方法では、その店が近くにあればともかく、たとえば山陰地方に住んでいる人は広島まで出向く必要がありますし、四国に至っては徳島まで買いに行かねばなりません。こういう事は大きな地理的ハンディキャップが生じる訳で、ワイナリーの言い分は理解できるものの、現代的ではないと感じました。ですから、城戸ワイナリーがとった「一人n本まで。みんなで抽選」って方法は、実に明快だしなんといっても「平等」です(運賃の多少の差はありますが)、僕は非常に頭の良い解決方法だと思いました。



 今回の抽選では、いつくか当たりいくつか外れましたが、とりあえず今回発売のワインを手に入れることは出来ました。またお正月にでも飲もうかと思っています。
 あまりお酒に強くないし、ワインの味をどうこう言う舌も知識も持ち合わせていないのですが、昔から好きだった桔梗ヶ原、そこで作られているワインだと思うと、実に美味しく感じるものです。城戸ワインだけではなく、信濃ワインも五一ワインも井筒ワインもみんなそうです。

 お盆を越えると木曽もそうですが桔梗ヶ原も少し秋の気配でしょう、またワイナリーフェスタに行きたいものだと思います。