ネロ・ウルフのスイートコーン2010年09月14日 00時00分

 暑さを避けて別荘に居る母から野菜が大量に届きました。

 その中に入っていたスイートコーン。

 いつものように焼くなり湯がくなりで食べても良いのですが、先日、ミステリ・チャンネルで放送していた「ネロ・ウルフ」の台詞を思い出しました。

 「アメリカの主婦は馬鹿だ。せっかくのスイートコーンをゆでてしまう。スイートコーンは最高温度のオーブンで皮のまま40分焼いて食べるのが一番美味しい食べ方だ」

 とうもろこしをオーブンで焼くなんて初めて聞きました。これはやってみなくてはなりません。さっそくオーブンを温めました。

 ウルフが言う「最高温度のオーブン」ってのが何度℃なのかわかりませんが、我が家のオーブンレンジは250℃が最高です。これで焼いてみましょう。



 じりじりと焼けてきています。



 焼きあがりました。見た目にもなかなか美味しそう。それに皮の焦げた、いい匂いもします。



 とっても美しい色に焼けています。他の調理方法ではここまできれいな色にはならないでしょう。こりゃぁ見た目は素晴らしい。
 さて、お味の方はいかがでしょうか?

 悪くありません、というか、美味しい。適度なスモーキー・フレーバーがおいしさに貢献しています。  そのままでも、塩だけでもいいですが、ちょっと濃厚にバターをかけても行けます。バター醤油も…要するに、どんなふうに食べても美味しいということですね。

 さすがに、美食家探偵ネロ・ウルフです。デブで癇癪持ちで出不精で食べることが好き…私に共通しますが、金持ちと貧乏人という風に彼我の差は大きい。最も大きな差は、僕は植物の育成はとても下手だということです。彼は蘭の温室を持っていますが、僕は実家のサンルームのたった3鉢の蘭さえ上手に世話ができません。