生駒聖天宝山寺初詣(4)/宝山寺編2010年01月11日 00時04分

 参道をえっちら上がって行きますと、なんと門前で渋滞が始まり、境内一方通行の案内。待つのは嫌だなと思いましたが、列は割合スムーズに進みます。急な階段を少しだけ登ると、そこはもう境内です。境内は意外に狭く、初詣客が押し合いへし合い本堂へ向かいます。




 狭い境内は人で一杯、もうもうと上がる線香の煙、子供の頃から慣れ親しんだお正月の空気です。




 「聖天」というのはインドの神様でガネーシャの事です。生駒聖天は歓喜天と呼ばれ、象頭のガネーシャと同じく象頭に化身した観音菩薩の交合した姿であると言われていますが、秘仏のために実体は不明です。

 本尊は交合しご利益は現世利益で門前は遊郭街、なかなか生臭い場所では無いかと思います。




 お香の煙を浴びる人々。みなさん大変に熱心でした。
 ところで、この香炉の前でお線香が一束50円で売られているのですが、去年までは「せんこ」と言文一致体で書かれていました。今年は残念ながらその前にちゃんと「せんこう」と書かれた紙が貼られていました。残念。




 境内には犬連れの方が結構いらっしゃいます。ここは犬連れを咎められることはありません。御本尊が象なんだし…などと馬鹿な事を思ってみました。


 さて、今年の運勢はと…



 が~ん…。




 会社用の福財布を授かり、お茶屋で一服でもするかと思い、境内の茶屋へ行ってみますと,店番しているのは現役のヤンキーの兄さん姉さんばかり。道理で人が入ってない訳で、私もやめました。手前のおあ兄さん、その目つきで睨んでたら客なんか来ないよ。スマイル¥0でしょう。

 お茶とお餅は、生駒駅で十三焼餅でも買って、家でいただくことにしましょう。

 宝山寺、なかなかエロスとタナトスの交錯する、生臭く欲望の渦巻く場所であると思えます。奈良側にしろ大阪側にしろ、この生駒山一体は独特の様相を呈する宗教地帯で、その様子は「生駒の神々」(宗教社会学の会編)に詳しく書かれています。ただし、現在では若干内容が古くなっていて、石切神社周辺に関しては本書との相違も多くなってきています。

 さて、再びケーブルカーに乗って、山を降りましょう。

コメント

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