生駒聖天宝山寺初詣(3)/宝山寺参道編(2)2010年01月07日 09時36分

 宝山寺参道の左右には料理旅館が多く軒を連ねています。これは昔の遊郭の名残で、著名な寺社仏閣の近くには必ずこの手の遊郭がありますね。私が若い頃世話になったご老人も「何かにつけて宝山寺や橋本へ繰り出したもんでっせ」と言ってました。
 多くの「新地」と同様に今も細々と遊興の場として機能しているようです。なんとなく怪しげな雰囲気はこういう所から来ているのかも知れません。




 そのことを表すような丸窓のある建物が残っています。窓にはブルーシートがかけられていて、放置されて廃墟となっているようです。勿体無い。




 特徴的、また象徴的な丸窓。


 現在のこの地の風俗営業にに関してはウェブサイト「イコマエレジー」(現在トップページが失われている模様)に詳述されています。

 さて、丸窓の道を挟んで反対側を見てみますと、なにやらけばけばしいお店が目に入ります。近くへ行ってみましょう…。



 ナイヤビンギと書いてあります。これって中崎町や空堀なんかにあるナチュラルandオーガニックandエスニック系のカフェなんでしょうかね?。能書きが掲げてあります。


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 なんとなくそういう感じです。検索してみますといろいろ出てきます。こことかこことか…。




 少し引いてみてみますと、この建物ももとは料理旅館だったのではないかと思われます。代替わりして商売も変えたのでしょうか。
 入ってみようと扉を開けてみましたが、どうも満員のようです。また今度にしようと引き返しました。


 

 カフェの場所から参道を見たところです。向こうに生駒市街が見えます。この下り道はなんどか歩いたことがありますが、なかなか風情があり良い散歩道です。ケーブルカーが出来る前は、皆、この道をえっちらおっちら登ってきたのでしょうねぇ。