阪急百貨店包装紙2009年10月23日 09時28分

 この包装紙、よくタンスの引き出しや文机の小引き出しの底にしいてありませんでしたか?

 私の家では、母が「友の会」に入っていたので、お買い物は大概阪急百貨店でした。ですから包装紙も沢山あって、多くの例に差わず引き出しの底にはこの包装紙が敷かれていました。

 我が家にたくさんあったこの包装紙も、タンスの買換などの歳に皆すてられてしまい、新しいタンスには包装紙ではなく防虫シートなどが敷かれるようになってしまいました。

 辛うじて一枚残った、オリジナルがあったはずなのですが、どこへ保管してしまったのか…すぐに探し出す事ができませんでした。それで、新しく作られたカラー版のものをモノクロにしてみました。あんまりきれいにできませんでしたが…。
 このオリジナルのカラー版もたいへん美しく、今風でもありレトロでもありというふしぎな雰囲気ですが、もともとのデザインの秀逸さを物語っているなぁと感心します。

 個別に描かれているものは、やはり父母の時代のものも多く、仁川ピクニックセンターや箕面の滝などは、父母のアルバムに写真が残っています。宝塚なんかは私も連れて行ってもらいました。無論、帰りには阪急百貨店でお買い物です。

 この包装紙を眺めていると、当時の大阪の楽しい、良き生活はこういうものだと語っているようです。

 阪急百貨店の包装紙については、大変秀逸で有名なブログがあります。
「のりみ通信」
http://norimi.blog45.fc2.com/blog-entry-71.html